OGM 測定手順
OGM 測定手順
1.機器ウォーミングアップ、コントローラ起動
まず、機器のウォーミングアップを行い、機器の特性を安定させます(少なくとも30分間)。
2. 測定光源ファイルの作成(標準白色板)
次に、標準白色板を用いて測定光源ファイルを作成します。このファイルは、標準白色板の反射スペクトルの実測値から、
その時点での光源強度における「完全拡散面を測定した(と想定する)測定器の出力」を求めたデータであり、これから測定しようとする
試料のスペクトルのBRDFを計算する際のリファレンスとして使用されます。試料測定時の光源強度の状態と整合を取るため、試料を測定する直前に行います。
3.観察光源ファイルの作成
観察光源ファイルの作成は、必要に応じて、観察光源のスペクトルを測定することで行います。
4. 測定条件の設定、テスト測定、測定開始(試料)
測定条件(測定光源ファイル、観察光源ファイルの指定を含む)を設定後、測定光源下における試料のスペクトルのBRDFを測定します。
5.飽和再測定(試料)
必要に応じて、分光器のセンサが飽和した測定点を再測定します。
6. 測定終了後のデータコンバート(SPBRDF)(自動)※
測定終了後、試料のスペクトルのBRDF(以下、SPBRDFといいます)データが自動で生成されます。
7. 測定終了後のデータコンバート(RGB BRDF)(自動)※
SPBRDFデータ生成後、観察光源下での試料のRGBのBRDFデータを自動で生成します。このデータをOGMShader MRに読み込むことで測定BRDFレンダリングが行えます。
※ データコンバートは自動的に行われます。手動でのコンバータ起動も可能です。